イズミヤ松原店については下記の記事で話題にしています。

当該記事を書いた2020年11月、店内改装後初めての出没となりました。

あれから5年弱が経過した現在、このショッピングセンターは閉館が目前となっています。9月30日の18時に閉館です。

わたしが初めて訪れたのは2001年。当時、保育園児の6歳でした。

それ以来20年以上、家族と一緒だったり一人だったりで何百回と足を運びました。

外観の古さが目立つ

1970年4月に開業したとされ、建物の外観は古さが目立ちます。写真左の外側のドアにある非常口のイラストは辛うじて色が出ているだけで形はほぼ判別できません。写真右の白い鉄柵や換気口では、塗装が取れて茶色の錆が目立っています。

このショッピングセンター(SC)は大阪府の耐震診断結果において「震度6強の地震で倒壊する可能性が高い」判定が下されています。

「Is/Iso」「CTU・SD」は耐震性を示す指標。左に示されている数値が建物の耐震性、右の数値が建築基準法における最低基準。
建基法の最低基準を下回っていると大地震における倒壊のリスクが高まるとされ、このSCは両指標とも基準を下回っている。特にIs/Iso値は基準の3割しかなく高リスクと判定されている。
なお、大規模建築物の耐震診断は1981年5月以前の旧耐震基準で建築された建物が対象のため、このSCも該当している。

今年7月に既に閉館した大阪府内のもう一つの商業施設は建て替えですが、イズミヤのほうはその話を聞きません。跡地はどうなるのでしょうか……。マンションとしたらかなり大規模になりそうですが。

内装

懐かしい感じがしますね。食料品売り場やフードコートの席や雰囲気は20年以上前から変わっていません。

ただ、フードコートはマクドナルドと他2店舗が営業していたのみ。往時存在していたミスタードーナツは2020年の改装の少し前に撤退しており、きょう見たところセール商品の売り場となっていました。

2階の店舗は写真に見えるドラッグストアのほか、衣料品店や100均ショップ、喫茶店(下4枚の写真の右下)があるくらいです。

2階も改装前よりかなり様変わりしましたが、それ以上にショックなのが3階。全フロアのほとんどが子ども向けの室内遊園地のスペースとなり、よくお世話になった文具売り場、おもちゃ売り場、家電売り場その他諸々の店舗がすべて撤退してしまいました。

改装から数年後には、3階で最後まで残っていた書店(2020年の時点では存続していた)も撤退となり、わたしの足がさらに遠のく理由になりました。

1階においても改装後に携帯電話ショップがなくなり美容関係の店舗となっていましたが、きょうの時点ではそちらも撤退していますね。

プレイランド(ゲームコーナー)はかつて旅行代理店があった場所です。

改装前は「何でも揃う」といっても過言ではないSCでしたが、改装後は閑古鳥が鳴くといわれるくらいに寂れてしまいました。今年のGWに一人で足を運んだという祖父は客入りの少なさで良い印象を持っていませんでした。

和食のきみやはそんな中でずっと存続してくれているので嬉しくなり、イズミヤでの最後の昼食はこちらで頂きました。

カツ丼定食が800円。外食は大阪市内に行くことが多いわたしにとって800円が安く感じてしまいます。ただ、この店舗はQRコード決済はおろかクレジットカードすら使えず現金のみの支払いでしたので、やはり前時代的な雰囲気ですね。

良く言えば懐かしく、ホッとする。店員の女性の方、調理担当と思われる男性の方も気さくにみえました。わたしが幼い頃に何回か利用していましたが、途中からフードコートに移ってからはほとんど行っていませんでした。

きょうのランチは感謝の気持ちを込め、完食しました。

館内の階段

閉館前最後の出没ということで、他の場所も見ておきたかったのです。

イズミヤ松原店は西側と東側に玄関がありますが、西側の玄関から入ると階段を下って1階に行くかたちです。

バリアフリー的な観点では東側一択の利用となりますが、西側から東側まではかなり遠回りをすることとなり、よろしくありません。あべのキューズモールの地下なら同じような階段の横にエレベーターがついているのですが……。

東側の階段はエレベーターの隣。1階のお手洗いは小さな階段を下りて入るのですが、2階以上において大きな階段の左右に小さい階段があるあたり、ゆめニティまつばら(イズミヤから徒歩7分くらいにある駅前商業施設)と同じですね。西階段にはない屋上に続く階段もあります。

屋上フロア

わたしが保育園~小学生くらいの頃はハローキティのプリクラの機械や、アンパンマンの小さい乗り物が置かれていたのですが、現在は自販機以外何もありません。

小学1年のときにプリクラの機械で写真を撮ったことなども思い出。4年のとき(20年前)にはそれらが恐らく撤去されプレイマットが置かれていたはずで、その椅子に座って当時のクラスメートの女子と雑談していたことが記憶にあります。

写真の奥から外に出て左側の建物の中はかつてゲームコーナーでしたが、このゲームコーナーは改装の10年くらい前の時点で既に撤退していたと思われ、現在はスポーツクラブが入っています。室内遊園地をこのエリアに持ってくることはできなかったのか。

写真右の屋外エリアはかつてちょっとした遊園地となっていて、小学1年とかの頃は家族に付き添ってもらって夜の営業終了時間(当時は20:00だった)間際まで遊んでいた思い出があります。営業終了時に流れるBGMが「蛍の光」だったと思います。

立体駐車場

家族が運転する車で連れて行ってもらったときは立体駐車場もよくお世話になりました。

この立駐は最近では珍しい無料で利用可能で、螺旋のスロープを上がって上階に行くタイプです。

「P○(数字が入る)」は立駐のフロア数を示していて、P1~P3はそれぞれ店内の1階~3階に直通しています。

P4だけは店内と繋がっておらず店内に入るには階段を利用する必要があります。エレベーターがなく、バリアフリーの観点ではNGですね。

個人的にはフロア数表示の柱のカラフルなところが好きです。P4はグリーン、P3は赤、P2は青、P1は黄色です。

屋上駐車場も昔何度か利用していました。

立駐の非常階段

イズミヤ松原店で特徴的なのが立駐の階段でしょうか。西側と東側の2ヶ所存在し、店内に続く東側をよく利用していました。

昔は階段のドアが開いていたかと思いますが、消防の指導らしく、数年前からデフォルトで締め切られるようになっています。

屋上の立体駐車場は上部フロア・下部フロアに分かれていますが、店内に連絡しているのは下部フロアのほう。立駐の非常階段と繋がっている上部フロアもエレベーターがなく、バリアフリーの(ry

西側にも非常階段がありますが、こちらはドアが開いているところを見たことがありません。

20年以上前、子どもの頃に家族と一緒に1回だけ屋上から中に入った記憶がありますがそれ以来ですね。平時においても利用している人は見たことがありません。

東側と異なり広いのですが、床はコンクリート打ちっぱなし。東側よりも暗く不気味で、一部は蛍光灯が切れていました。

何より問題だと思ったのが、写真4枚目の1階の外に通ずるドアが開かなかったことです。誘導灯があるにもかかわらず開かずの非常扉とは……。いざというときに破壊できるドアノブやサムターンのカバーもありません。(そもそもサムターンすらなかった)

20年以上前に中に入ったときはどうか覚えていませんが、たぶんその時点でも外には出られなかったから上へ戻っていったかと……。

利用者ほぼゼロなので平時は締め切っているのだと思いますが、災害発生時に避難の必要性が生じた際にこれはアウトでしょう。防災の観点で問題があると思います。

蛍光灯も切れたまま放置されているのではないでしょうか。暗いところは視認性も悪く、階段で躓いてケガをする危険も考えられます。

ちなみにこの階段の壁の張り紙に「P&R お客様へ 屋上まで上がってください」とあるので客の利用を想定していると思いますが、大多数の客に張り紙の存在を知られないまま月末の閉館を迎えるでしょう。

終わりに

55年間の営業。わたしの親が生まれる前後ですね……!

メッセージカードの数がかなり多いことから、お世話になった人もそれだけたくさんということでしょう。わたしも便乗して書きました。